9Jun
こんにちは!!瞳花(まなか)です。
みなさんはご両親との間にどんな想いや感情がありますか?
楽しい思い出しかない、感謝しかないという素晴らしいご家庭で育った方には今回の記事は関係ないかもしれません。
みなさんの中には、もしかしたら「親のせいで今の自分はこうなった!!」とか
親の愛情を感じれなかったり虐待を受けたりしたことで自己否定感が強くなったとか
「自分には価値がない」と思い込んでしまったとか、
いろんな理由で「許せない!」という感情がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもですね、それが原因で今の恋愛や結婚生活、人間関係、金銭面にも問題が出る可能性があるんです。
以前にも書いたのですが、
自分の心、潜在意識の中には親の存在が大きく刻まれています。
それだけ子供のころは親の存在が絶対的だったし、親の愛情を求めて育ったのですから、当然のことではありますよね。
ですから、親との問題を解決していない状況だと潜在意識の中にずっとその問題が残り、いろんな現実に悪さをしてしまうのです。
許せないという腹いせにわざと潜在意識が「悲劇のヒーロー・ヒロイン」を作り出してしまうんです。
「親を許し感謝に塗り変える」ということはこれから先の自分のためでもあるんです。
「親を許すこと」は、
自分を許すこと。
自分を自由に開放すること。
自分の可能性を広げること。
身内って切っても切れない関係でホントに近い関係だからこそ、一番濃ゆいですよね・・。
よくも悪くも・・・。
だからこそ潜在意識への影響力が強いということです。
ですからこの機会に親とのよくない関係に終止符を打ち、潜在意識をきれいにしていきましょう。親との関係を見直すことで自分の潜在意識のパターンを知る機会にもなります。
例えば、私は会社の部下に対して、父からされて嫌だったことをそのまましていました。(無意識で)
具体的には相手の気持ちや言い分を聞かずにルールを一方的に権力で押し付けていたんです。そして案の定、部下から不満が出ました。
それはこわいことに私が持っていた父親に対する不満と同じだったのです。
「もっと自分の気持ちも聞いて相談に乗ってほしかったのに、一方的に怒鳴られてばっかりでつらい、もっとデキると信じてほしかった」という不満。
知らず知らずに親の影響を人間関係に反映してるんですよね。
つまり親から虐待された方はご自分の子供さんに虐待してしまう可能性もあるということ。
親から傷つけられた方は人を傷つけてしまうかもしれないということ。
でも大丈夫です。
気づくことで新しいパターンに書き換えることができるから。
過去どうであろうとこれからの自分がどうするのかは、
ご自分で決意すればどうにでも変えれるのです。
今の心を変えれば過去も未来も変えることができる。
今から親との関係をしっかり見直して、書き換える作業をお伝えしますね。
過去が重ければ重いほどエネルギーを使うのでしばらく予定がないというとき、心身共に元気で余裕のある時にリラックスして取り組んでくださいね。
1⃣過去の親との思い出・出来事を思い出す。
封印していたあらゆる出来事と向き合います。
中にはつらすぎて思い出せないようにしまっている物もあるかもしれません。
全部全部引っ張り出してみてください。
当時よりも今はもう強くなった状態なのできっと耐えれると思います。勇気を出して向き合ってください。
2⃣その出来事にくっついてきた感情をノートに書き出す。
思い出すうちに悔しかったり悲しかったりやりきれなかったり苦しかったりいろんな感情がどろどろと出てきます。
これを押さえ込まないでください。感情は押さえ込むとどんどん封印されて心が重たくなるんです。解放させてあげて感じきることで消えていきます。
絶対ノートに書き出してください。視覚化することが大切。
「こんな気持ちだったんだ~」と認めてあげてください。
泣きたかったら思う存分泣いてみてください。
「ばかやろー!!くそじじい!!ばかにすんなよ~!!」とか言ってもいいし(笑)
とにかく感情を吐き出してくださいね。
3⃣次に本当はどうしてほしかったのかも書き出してみてください。
これはね、瞳花流なんですが、
「本当はどうしてほしかったのか」をパートナーや職場の方、子供さん、人間関係に活用すると上手くいく場合が多いんです。
そして自分にも。「本当はどんな声掛けをされたかったか」をこれから自分に繰り返し投げかけてください。これで必ずご自分の可能性が広がります。
さっきも書いたのですが、親からされて嫌だったことを真似してることで人間関係トラブルが起こる場合が多いです。
ぜひ詳細を書き出してみてくださいね。
これからのヒントになるので。
例:ホントはいろんな気持ち聞いてほしかった。共感してほしかった。
「きっとできるよ、やってみなよ」と信じてほしかった。やりたいことチャレンジさせてほしかった。褒めてほしかった。etc・・・
4⃣親の環境や状況を推測してなんでそうしないといけなかったのかを勝手に書く。
されたことがどんなに最悪だったとしても親がまだ未熟だったり、つらい状況にあったり、幸せじゃなかったり、不安や孤独に悩んでいたり、いろんな環境がそうさせた可能性があります。
どんなに厳しかったとしてもそれが親から見たら本当の愛情表現だったかもしれません。愛情の形はいろいろです。
それを親の目線になって書き出してみてください。
5⃣親からしてもらったこと・与えてもらったこと・つらい思いをしたおかげで得たものを書き出す。
なんだかんだ親が養ってくれたことで生きて大人になりました。
ですから、できるだけ与えてくれたものも思いつくだけ書き出しましょう。
そして、つらい体験から何を得たのかが大切です。
脳の中の「~のせいで」を「~のおかげで」に書き直す作業。
許せない気持が強いほど難しいと思うのですが、
こじつけでもいいです。
6⃣感謝の手紙を書く
これは御両親が他界されていても一応書いてみてくださいね。
心の中の整理の話なんで。
でもご健在でしたら、ご本人に伝えてみてください。
父の日や母の日、誕生日にかこつけて送るのもいいと思います。
これで終了です。この作業は時間どれだけかかってもいいと思います。
長い期間かかることも多いと思います。
何度もぶり返したりすることもあります。
過去と向き合うって大変な作業で本当にエネルギ―使うことです。
でもこれを真剣に取り組むことで何か心が軽くなるのを感じると思います。
心の中でゴチャゴチャに絡まったものがほどける感覚。
親と過去を許すことで、被害者という「あり方」が書き換わります。
許せない心を抱えていると一生被害者という「あり方」に沿った現実に振り回される場合があります。
幸せのためにも過去の傷を一刻も早く手放してくださいね。
現実がきっと明るい未来へと動き始めると思います。
みなさんのこれからの人生にお役に立てていただければ嬉しいです。